INTERVIEW

研究生から
みなさまへ。

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北川絵理奈
2015年度入学

代々受け継がれる新保研DNA〜繋がりと助け合い〜

地元に還元できる研究を。
現在、「悪意の商標出願への対抗策」に関して研究しています。「悪意の商標出願」とは、他人の商標が当該国や地域で登録されていない事実を利用して、第三者が不正な目的で当該商標を無断で使用する行為のことです。出願する権利を有しない者が他国や他の地域で出願を行いその権利を取得してしまうことで、本来の権利者が海外展開する際に法外なライセンス料を請求されたり、商標権侵害で訴えられたりすることが現在深刻な問題となっています。海外で「悪意の商標出願」の取消訴訟を起こすととても高額な費用がかかるので、中小企業は泣き寝入りする場合も多いそうです。私は卒業後地元で公務員として勤務する予定なのですが、地元は自動車など海外進出するような製造業が多い土地柄なので、この事実が他人事とは思えませんでした。現状は一部の国で取締が始まったばかりで、諸外国の対応は始まってもいません。今後も増加することが予想される「悪意の商標出願」への対抗策を商標法や現在存在する制度の中から検討し研究することで、この先私が働く地元での中小企業への支援と地元の産業の更なる発展に貢献したいです。
社中協力の精神
新保研究会の良いところは、人と人との繋がりの深さです。教授の新保先生をはじめとして、とにかく温かな人が多い研究会です。先輩と後輩の繋がりも大変強く、先輩が後輩の研究内容に親身にアドバイスしたりグループ研究を率先して纏めたり面倒見のよい環境が研究会に整っています。私もこの度の就職活動の際、先輩がご自分の経験から細やかなアドバイスを下さり、温かく相談に乗って下さいましたお蔭で安心して本番に臨む事が出来ました。先輩の存在なくして私の就職は満足の行くものとはならなかったと思います。実際先輩から沢山のお話を伺いながら、自然と自分の進みたい方向が決まっていきました。

公務員志望になってからもすでに公務員になっている先輩が複数いらしてご自身の体験を伝えて下さったり面接の相談等に対応して下さったりで、独学でも安心して勉強を進められ無事試験に合格することができました。
今では私が先輩の立場なので後輩からの相談には積極的に乗るようにしています。とある先輩が慶應の理念の一つでもある「社中協力」という言葉を私に教えて下さったのですが、今まで私が先輩方からして頂いたことをこうした形で少しずつ恩返ししていけたら嬉しいです。このような先輩後輩の助け合いの繋がりが研究会の中でずっと続いていくことを心から願っています。
地元産業の発展に寄与したい
海外進出を考えている企業にとって「悪意の商標出願」は相当損失の大きい行為であるのにそのリスクは余り知られていません。研究では、対抗策だけでなく「悪意の商標出願」の防止策も学びました。今後、地元の企業支援ができる部署で「悪意の商標出願」の内容や防止策を企業に伝え予防策を浸透させて、少しでも被害の減少に貢献したいです。工業が地元の産業の基盤にもなっているので、工業が安心して海外進出できる環境を作ることで地元が更に発展してくれたら本当に嬉しいです。
本研究室をご検討中の学生へ
私は新保研究会に所属させて頂き感謝の気持ちで一杯です。新保先生は現在沢山の役職を兼任されていらっしゃいますが、何よりも研究会を第一にそして大事に考えて下さる先生です。もし、研究会に所属したらまず研究会の時間を大事に楽しんでいただきたいと思います。新保先生のパッションを感じ取っていけば、代々受け継がれてきた新保研のDNAが自然と育まれるはずです。研究会には起業家や自分の研究に熱中している人、個性的な人が沢山いてとても刺激になります。そんな研究会での繋がりを大切にしながら自分も熱中できることを見つけて、大学生活をより豊かなものとして頂きたいと思います。